書籍案内(学生向け:おすすめ順・読み方つき)

租税法を「条文と判例を使って考える」ための本を、入口(まずこれ)→発展(関心別)で並べました。 迷ったら、『租税法入門』→『ケースブック租税法』の順で進むと、講義・演習が回りやすくなります。

updated 2026/02/19

まずこれ(入門・基礎:授業の土台)

租税法入門 第3版

対象:学部後半-大学院(初学の入口)

所得課税を中心に「取引をすると課税がどうなるか」を考える力を作る入門書。条文・判例に入る前に、制度の骨格と見取り図を整えます。

補足(クリックで表示)

月刊誌「法学教室」の連載を、一書にまとめたもの。

ケースブック租税法 第6版

対象:演習・ロースクール/基本判例読解を鍛えたい人

重要判例や答申等を素材に、設問+詳しい Note & Question で「事実→条文適用→判例法形成」を体得。基礎から一段深い学習の“手を動かす本”。

補足(クリックで表示)

共編者の先生方とご一緒に検討し,授業経験を経て練り上げた教材。

発展(関心別に深掘り)

国際課税を体系でつかむ

国際租税法 第4版

対象:国際課税の初学-中級(体系を一気に)

日本の国際租税法の姿を骨太のタッチで描き、国内法と租税条約を立体的に理解する入門書。初学でつまずきやすい構造・勘所に重点を置きます。

補足(クリックで表示)

宮崎裕子弁護士との共著。

「市場のルール」を法で捉える(租税法を外に開く)

市場と組織 融ける境超える法3

対象:制度設計・規制・市場統治に関心がある人

規制緩和や企業合併などで揺れる官民・国境の「境界」を、市場経済のルールという視角から再点検し、新しい法の枠組みを提示。

補足(クリックで表示)

共同研究プロジェクト「融ける境超える法」の成果。

企業グループ課税・比較法で攻める(研究・院生向け)

結合企業課税の理論

対象:院生・卒論/研究(租税政策論+比較法)

企業グループ化に伴う法人税の問題を、独米法の分析を踏まえて検討。「所得振替の防止」と「課税単位の拡張」の統一的視角から整理。

補足(クリックで表示)

企業グループ税制の理論的基礎を、政策論を意識して研究するモノグラフ。