2013夏学期「税制と配分的正義(6)」

4/8  開講
4/15 小塩隆士「税・社会保障と格差社会」宇沢弘文ほか『格差社会を越えて』第1章
4/22 井上達夫「世界貧困問題の原因と解決策―『制度的加害』対『国民的自己責任』論争の再検討と複合的接近の視点」『世界正義論』第4章第3節
4/29 準備
5/6  準備
5/13 報告テーマの決定
5/20 ゲスト:神田眞人「我が国の財政について」
5/27 二神大貴 ニコラス・シャクソン『タックスヘイブンの闇―世界の富は盗まれている!』第1章/タックスヘイブンの評価枠組み
     佐々木麗 ピーター・シンガー『実践の倫理[新版]』第8章/支援義務の説得性
6/3  岡野公彦 E・H・カー『危機の二十年―理想と現実』第9章/国家の義務と配分的正義
     宇野將至 久郷明秀『環境社会学の視点と論点』第2章/未来世代の人々のために現在世代の我々は義務を負うべきか
6/10 新間晴基 来栖三郎「相続税と相続制度」雄川一郎ほか編『公法の理論(中)』/相続税の課税根拠と最近の税制改正
     菅井皆穂 小林雅之「高等教育機会の格差と是正政策」教育社会学研究80集/授業料・奨学金政策
6/17 小林健太 渡辺利夫ほか『ODA―日本に何ができるか』/ODAがどれだけ貧困問題解決に寄与しているか
     奥村真帆 キャロル・グラハム『幸福の経済学―人々を豊かにするものは何か』第1章/基準・指標を疑う(所得・GDP・幸福度・生活満足度)
6/24 磯野真之介 ロバート・ノージック『アナーキー・国家・ユートピア(下)』第7章その一/砂漠にある自分の井戸以外のすべての井戸が干上がってしまったら
     成澤柊子 新川敏光「基本所得は福祉国家を超えるか」現代思想38巻8号/ベーシックインカムと生活保護
7/1  ゲスト:鬼澤秀昌「Teach for Japanの経験」
     総括:長戸貴之・藤岡祐治・増井良啓

7/28−29 有志 マーフィー=ネーゲル『税と正義』(伊藤恭彦訳,名古屋大学出版会,2006年)