2006年度冬学期「国際租税法」
担当教員   増井良啓・宮崎裕子

選択 2単位  2・3年次 冬学期

 講義の目的・ねらい・進め方
(目的) 所得課税の国際的側面を学ぶ。
(ねらい) 経済活動がグローバル化する中で、国際課税の問題がますます重要性を増している。そこで、国際取引との関係で特に問題となる所得課税の領域に ついて、日本の国内法と租税条約の骨格を理解するとともに、具体的な取引に伴ってどのような法律問題が生ずるかを予測し分析する能力を養成する。
(進め方) 基本的事項のレクチャー、簡単な設問をめぐる議論、具体的な取引事例の分析などを多面的におりまぜる。担当教員の一人はこの分野における実務 経験が豊富であるため、既存の書物の枠内におさまらない未知の法律問題に触れることのできる機会となろう。臨場感あふれる生き生きした法律論を戦わせ、考え、楽しむことを目指したい。
(注意)「租税法」を履修した方を念頭において、授業を組み立てる。

(参照)日米租税条約(和文英文)  交換公文(和文英文


授業の構成
  第1回  導入
  第2回 租税条約
  第3回  対内取引1 
  第4回  対内取引2 
  第5回  事例研究 
  第6回 事例研究
  第7回  対外取引  
  第8回  国際的租税回避1 
  第9回  国際的租税回避2
  第10回  事例研究
  第11回  事例研究
  第12回  復習
  第13回  筆記試験