2004年度冬学期「国際課税」

★第5章に出てくるCFC Studyです(12月1日)

★第3章関連文書です(11月18日)
Corporate Inversion


★演習概要

(教材)
Michael Graetz, Foundations of International Income Taxation (Foundation Press 2003)を各自購入。

(内容)
国際課税の枠組についてじっくり考えるゼミです。

(進め方)
経済活動はグローバル化していますが、課税はローカルな国家規模で行います。その結果、同じ経済活動から生ずる所得に対 して、複数の国が課税したり、あるいは、どの国も課税しなかったり、という現象が生じます。これに対処するために、20世紀初頭から、国際課税とよばれる 分野が発展してきました。ところが現在、取引環境の電子化、金融技術の革新、地域貿易協定の増加など、国際課税の伝統的な枠組に反省を迫る状況が次々に生 じています。そこでこのゼミでは、『国際所得課税の基礎』と題する上記教材を会読し、国際課税の枠組を再検討することにしました。この教材は、国際課税に 関する英語圏の代表的な文献を抄録したものであり、国際課税の全体像を鳥瞰するのに適しています。1回につき約50頁の予定部分を参加者全員が精読してき たことを前提として、報告者が担当部分の内容を手短に紹介してコメントを付し、そののち全員で議論します。議論をもとにレポートを提出することが、単位取 得の要件です。
 

★参考リンク

1 租税条約関係
OECD Model Tax Treaty
新日米租税条約  US Technical Explanation    US Joint Committee on Taxation
OECDモデル26条 改訂案(情報交換)

2 税制と通商協定
Paul McDaniel, Trade Agreements and Income Taxation
FTA/EPA 外務省 経済産業省 財務省
JETRO
NAFTA

3 欧州統合下の企業課税
2003年12月シ ンポジウム

2002年4月コ ンファレンス


 ★このゼミは、COEプロジェクトの一環です。